自分の周りにEDH持ってる人を増やすために書いてみる。
全ては俺のために。EDH楽しみたいんじゃ。
そんなにハードルが高いフォーマットじゃないんや。

■■構築のルール■■
▼1.伝説のクリーチャー1体を統率者(ジェネラル)とすること
▼2.デッキは統率者を合わせて100枚であること
▼3.タイプ"基本"を持たないカードは1枚ずつしか入れられない
▼4.統率者と同じ固有色を持つカードしかデッキには入れられない
▼5.禁止カードは守ったほうが良い


 ▼1.伝説のクリーチャー1体を統率者(ジェネラル)とすること
 統率者指定に禁止されていない伝説のクリーチャーであれば、何でもいい。
ガチと言われる《結界師ズアー》から、愛の溢れる《イマーラ・タンドリス》まで。
好きな伝説のクリーチャーを選択すればいい。

 選択の指針は人による。
やりたいことをまず考えて、それに合った統率者を選ぶ人。
使いたい色から選ぶ人。ただ好きだからというだけで選ぶ人。
あまり懐に負担を掛けたくないから単色の統率者を選ぶ人。色々います。

 なお、《陰謀団の先手ブレイズ》《上位の空民、エラヨウ》《ラノワールの使者ロフェロス》《夜の星、黒瘴》は、
統率者として指定することが禁止されています(13/05/28現在)。


 ▼2.デッキは統率者を合わせて100枚であること
 統率者抜きで100枚ではありません。地味に注意。


 ▼3.タイプ"基本"を持たないカードは1枚ずつしか入れられない
 いわゆる、ハイランダー。
デッキに複数積めるのは基本土地と《執拗なネズミ》くらいです。

特殊土地であろうと1枚ずつです。
3色の統率者の場合、色事故の危険があります。
その点は、色事故の危険が少ない2色以下のデッキに利があります。


 ▼4.統率者と同じ固有色を持つカードしかデッキには入れられない
 例えば《イマーラ・タンドリス》を統率者として指定したデッキは、
緑か白、もしくは緑白の多色カードのみを入れられます。
緑白赤の3色多色カードは入れられません。
例としてイマーラのデッキの場合、以下のカードを入れることはできません。

《山》 (ルール文章に赤マナシンボルが書かれているのでダメ
《灼熱の槍》 (赤のカードなのでダメ
《ゴーア族の乱暴者》 (片方だけ共有していた多色カードはダメ
《死儀礼のシャーマン》 (もちろん片方だけ共有しただけの混成カードもダメ
《覚悟+意欲》 (片方共有しただけの分割カードもダメ
《グルールの導き石》 (ルール文章に赤マナシンボルが書かれているのでダメ

 多色のデッキは、色々な色のカードを積める所が有利です。

 補足ですが、統率者の固有色はルール文章の色マナシンボルも参照します。
例えば《放浪者ライズ》は緑のクリーチャーですが、
起動型能力が黒マナを含むため、デッキに緑と黒のカードを入れることができます。
 ルール文章でチェックするのは色マナシンボルのみです。
《アヴァシンの首飾り》は白のトークンを出しますが、ルール文章に色マナシンボルが無いので、
白くないデッキでも使用することができます。


 ▼5.禁止カードは守ったほうが良い
 禁止カードを使用しないことが推奨されています。
公式フォーマットではないので、規定ではないのですが、
健全なプレイを楽しむためにも禁止カードは使わないようにしましょう。
禁止カードのリストは長いので、MTGwikiで調べてください。

 レガシーで禁止されているカードがEDHでは使えたりするので、そこが魅力でもあります。
パワー9の《Timetwister》、 万能サーチの《Demonic Tutor》、超絶カウンターの《Mana Drain》、
こういった面々が使えるフォーマットはヴィンテージとEDHくらいです。


■■プレイルール■■
▼1.統率者について
▼2.敗北、勝利条件について
▼3.マリガンについて
▼4.その他細々としたルールについて


 ▼1.統率者について
●統率領域からのプレイに関して
 統率者として選んだ伝説のクリーチャーは統率領域に置かれます。
プレイヤーは統率領域にある自分の統率者を唱えることができます。
ただしカードタイプのプレイ制限があるので、瞬速が無い限りメインフェイズにのみ唱えられます。
 この方法で統率者を唱えた回数1回につき、追加のコストとして2マナが必要になります。
例えば《イマーラ・タンドリス》は1回目は(5)(G)(W)で唱えられますが、
2回目にこの方法で唱えるには(7)(G)(W)、3回目は(9)(G)(W)が必要になります。
 何らかの方法で他の領域から唱える場合は、この追加コストは必要とされません。

●統率者ダメージに関して
 統率者によって与えられた戦闘ダメージは、統率者ダメージと呼ばれ、
今まで何点のダメージを与えられたかを記録します。
同じ統率者によって21点以上の統率者ダメージを与えられたプレイヤーは敗北します。
戦闘ダメージだけなので、能力によるダメージではダメです。

●統率者が除去された時に関して
 統率者がいずれかの領域から墓地領域、もしくは追放領域におかれた際、
そのオーナーは追放領域統率領域に置くことを選ぶことができます。
このルールによって、再び統率領域から唱えられるわけです。

 これは置換効果なので、一時も墓地領域や追放領域に置かれることはないので、
それらの領域に置かれることによって誘発する能力は誘発しません。
例えば《アラーラの子》が破壊された時、墓地に置かずに統率領域に置くことを選ぶと、
その誘発型能力は誘発せずに終わります。

 墓地や追放領域に置いたままにして、リアニメイトなどで有効活用することもできます。


 ▼2.敗北、勝利条件について
 初期ライフは全員40点です。
統率者ダメージ累積による敗北以外は、通常のルールと同じです。
勝利条件カードの条件を満たした場合、満たしたプレイヤー以外は全員敗北します。

 基本は「最後に生き残った者が勝ち」ですが、
ハウスルールによっては追加の勝利条件が加えられたり、
一番面白いことをした人が勝ちと言うところもあります。


 ▼3.マリガンについて
 EDHでのマリガンの方法は通常のパリ・マリガンとは違い、パーシャル・パリ・マリガンを使用します。
これは以下の手順で行います。
1).手札から望む枚数のカードを裏向きで追放する。
2).追放したカードから1を引いた数だけカードを引く。
3).納得するまで1~2を繰り返す。

 通常通りマリガンしただけ手札は減るんですが、
追放したカードはマリガン中引かないので、通常のパリ・マリガンとは全く勝手が違います。
これに関してはやり慣れるしかないかと。


 ▼4.その他細々としたルールについて
 EDHは通常多人数で遊びます。
多人数戦は双頭巨人戦以外、先手のドロー・ステップが存在します。先手ドローありです。
2人で遊ぶ場合は先手のドローはありません。

 多人数で遊ぶ場合、通常は無差別戦の「複数への攻撃」ルールを使います。
どのプレイヤーを攻撃しても良く、別々のプレイヤーを同時に攻撃しても良いというルールです。
例えばクリーチャーXでプレイヤーAを攻撃、クリーチャーYでプレイヤーBを攻撃、といった具合です。

 何らかの効果によって自分の統率者の固有色でない色マナが出る場合、
代わりに無色マナをマナプールに加えます。
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》や《汚染》などの影響で、時々必要になるルールです。

 後は本当に細々としたルールなので、とりあえずこれだけ覚えておけば良いです。
興味があれば調べてみてくださいな。



作り方その2へ(http://malp0crowcluewaf.diarynote.jp/201306172127233489/)

コメント

K@黒緑サーモン
2013年5月27日22:28

初コメです!リンクもさせてもらいましたw

1マナ拘束強くなった代わりに生物&ランパンで考えれば十分かと。
P/Tも及第点ですし。

Malph
2013年5月27日23:16

どもです。勝手にリンクさせてもらいました。

安息所よりも大鹿の方が、実質的なライフゲイン量は多くなりそう。
ブロッカーになってくれるところがえらい。この環境2ターン目にパワー3が殴ってくるからねえ。

トレードありがとうございました。頑張って知力の刈り取りします。

nophoto
s
2013年7月13日15:18

EDHに関して
ジェネラルは死んだ時のあれこれは追放領域じゃなくてコマンド領域だった気がする。←詳しくは知らんけど裂け目掃きがどうのこうの?

あとネズミのルールとEDHのルールだとEDHが勝って1枚しか入れられなかったような気がする。←これは俺が昔ネズミ使おうとしたら誰かに言われた事なので真偽は不明

Malph
2013年7月14日9:16


書き間違えてました、ありがとうございます。
すぐ下で「統率領域から唱えられる」とか書いてるから、文脈で察してくれたとは思いますが。


以前はEDHは公式にサポートされていなかったので、場所によってまちまちでした。
調べてみたら、過去の総合ルールに
『その種の能力は、この総合ルールだけでなく、マジック大会規定その他のその形式での
デッキ構築ルールを定めた文書を変更する。
しかしながら、その種の能力によっても、
ある形式において禁止や制限されているカードは禁止あるいは制限されているままである。』
という文章があり、《執拗なネズミ》は禁止や制限されているカードじゃないからOK=何枚でも採用可、と解釈していたところもあったようです。
マジック大会規定に書かれていない非公式フォーマットなので、解釈が分かれてダメと判断したところもあったようですが。

現在はEDHもとい統率者が公式にサポートされるようになりました(総合ルール903、長いので略)。
総合ルール112.6mに以前もあったルール
『ゲームの開始前、デッキ 構築に関するルールを変更する能力が存在する。その種の能力は、この総合ルールだけでなく、マジック・イベント規定その他のその形式でのデッキ 構築ルールを定めた文書を変更する。
しかしながら、その種の能力によっても、ある形式において禁止や制限されているカードは禁止あるいは制限されているままである。
現在のマジック・イベント規定は、(ここの米欄はURL禁止なので略、公式ルールへのリンク)から参照できる。』
があり、あいかわらず《執拗なネズミ》の扱いについて書かれています。
これで統率者が公式サポート&禁止制限されていないという条件をクリアしたため、
堂々と《執拗なネズミ》を何枚でも採用できるようになりました。

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